マトリックス法によるテクニカル分析（2025/6/20）まだ勝負はついていない【楽天ウォレット】 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線（9MA・25MA） ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階（5→1：強→弱）評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は2.7。前回は「一難去ってまた一難」と申し上げたが、下ひげを付け1500万円台のコアレンジに戻ってきた。三角持ち合いを形成、ボリンジャーでも上下バンドに挟まれている。

一目の雲の上限にサポートされ、上放れて3役好転が再点灯するか、雲の中に突入し調整が長引くのか、分岐路にある。まだどちらに抜けるかの示唆はないが、どちらか選べと言われれば、平均点が3を割っているので下方向か。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください（リンク先はTradingView社のサイトです）。

パターン分析

前回「1495万円の以前のサポート付近で下げ止まれるかの瀬戸際」と申し上げたが、下ひげをつけて何とかサポートされ、概ね1500～1600万円のコアレンジに戻ってきた。

目先は、4月からのサポートラインに支えられ三角持ち合いを形成、来週中にはどちらかにブレークする。その後、1500万円台のコアレンジの上下どちらを抜けるかが焦点となるが、今のところどちらに抜けるかのシグナルは出ていない。セオリー的には上を抜けて1735万円の史上最高値をうかがうパターンが有力だが、1425万円を下抜ければダブルトップが完成し、半値押しとなる1340万円が見えてくる。

評点：3

移動平均線

200日移動平均線でサポートされているが、ゴールデンクロスがダマしに終わり、デッドクロス発生したが、こちらも力強さに欠けダマしの可能性も。

評点：2

一目均衡表

雲の上限に何とかサポートされている格好。基準線も横ばい。ここで反発すれば3役好転も見えてくるが、雲の中に失速すると調整が長引きそうな、分岐点のイメージ。

評点：3

ボリンジャーバンド

スクィーズでレンジ取引継続中。

評点：3

MACD

デッドクロス後、両線の幅が縮まり、ゴールデンクロスに向かっている様にも見えるが、微かにダイバージェンス気味にも見える。

評点：2

RSI

50近辺で方向感なし。ダイバージェンスは解消している。

評点：3

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
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