FTXの共同創設者：FTXの業績はあまり良くなく、資産の状態も悪い

著者: James Cirrone、blockworks 翻訳者: Shan Oppa、Golden Finance

FTXはあまり良くなく、資産状況もあまり良くありません。

これは元共同創設者兼CTOのGary Wang氏の声明です。彼は今週、SBF裁判に参加するために証人席に戻った。

昨年11月のFTXの破綻は、元最高経営責任者（CEO）のバン・SBF氏自身のツイートによって部分的に公になった。同氏の最も有名なメッセージの一つ（後に削除された）は、FTXが破産を宣告する1週間も経たないうちに投稿されたもので、「FTXは大丈夫、資産も大丈夫」というものだった。

王氏は本日法廷で、ツイートの内容は虚偽であると述べた。 FTXのバランスシートの中核には80億ドルの穴があり、姉妹会社のアラメダ・リサーチも融資問題に直面している。ワン氏は、SBFがツイートした時点で債務については十分に認識していたと述べた。ワン氏はさらに、一部の顧客資産も単に「失われた」一方、他の資金は投資されたと証言した。

検察は王氏の証言を利用して、取引所設立以来のFTXの支払い能力とリスクエクスポージャーに関するSBFの公式声明の多くが虚偽であったことを証明しようとした。マット・レヴィンが司会を務めるブルームバーグのポッドキャスト・コーナーで、SBFはFTXには清算リスクがないこと、具体的にはFTXが売上高を超える大打撃を受けた日は一日もなかったと自慢した。

そうではない、と王氏は言う。同氏は、FTXの損失が発生する可能性が高い日に、SBFの要請に応じて損失をアラメダに移管したと主張した。

バハマの規制当局が介入

ワン氏の証言によると、FTXが11月11日に破産を宣告した後、ワン氏はSBFとともにバハマに滞在した。破産保護申請から翌日の11月12日、ワン氏はバハマ証券委員会のオフィスへの往復の途中で、SBFから米国へのいかなる資産の移転もやめるように言われたと語った。

代わりに、SBFはワン氏に対し、バハマの規制当局の方が「友好的」と思われるため、資産をバハマの規制当局に送付すべきだと伝えた。 SBF は、父親のジョセフ・バンクマンと彼らの弁護士と面会した後、このような印象を持ちました。

ワン氏は法廷で、米国の破産弁護士のアドバイスを無視し、SBFの命令に従い、その日遅くにFTXの資産をバハマの清算人に譲渡したと述べた。

その後、王氏は11月16日にSBFを離れバハマに向かった。その後、同氏は11月17日に米当局者らと会談し、SBF容疑で検察に協力した。王氏は法廷で、自身の協力を理由に政府が減刑することは期待していないと述べたが、懲役刑は避けたいと述べた。王氏には最長50年の懲役刑が言い渡される可能性がある。